Zorin OSのVisual Studio Code利用でdebugprobeの利用がうまく行かない
先にネタバレですが Zorin OS でFlathub(Flatpak)版の Visual Studio Code を使ってしまったために
ハマってしまいました。公式サイトからダウンロードしてインストールすることで解決しました。
以下、その状況についてのメモです。
Zorin OSを本格的に使おうと
Visual Studio Codeをインストールし、Raspberry Pi PicoをSDKを使う環境構築を行いました。
「Getting started with Raspberry Pi Pico」に従って環境構築を行ったのですが
debugprobeで書き込み・デバッグでエラーが発生して利用出来ません。
Windows 11環境、Ubuntu 22.04環境では出来たので結線は問題ないはずです。
Ubuntuと同じようにすればできるはずなのですが..
openocd が libftdi1.so.2 などのダイナミックリンクライブラリが見えていないようです。
インストールしているのにおかしい..
同じことを外部のターミナルにコピペして実行すると書込が出来ました。
「なんか、vscode上のターミナルの環境おかしい?」
Visual Studio Codeのターミナル上で色々と操作して調べていくと色々と疑問が湧いてきました。
「外部のターミナルとシステム周りのディレクトリ構成が違う!」
「コンテナ?、まるで仮想システムだか別のOS使っているような感じがする」
インストールしたVisual Studio Codeを調べると「Flathub」というリポジトリ版のようで、
Visual Studio Code Flatpak というバージョンでした。
Visual Studio Code Flatpak に掲載の説明を読むとやっと原因が理解できました。
Fatoack 版、ようするに仮想システム上で動いているのね..
その仮想システムで動くvscodeのターミナルは、サンドボックスで動作していて、
ホスト側のOS周りのシステムは切り離されてるため、ドライバー類をインストールしても見えなかったんですね〜
仮想システムは変更不可、書込禁止。
ユーザーホームはホストと同じところが見えているようです。
通常のアプリであれば、仮想システム上で動いていても問題ないのですが、
組み込み系の開発では、色々とドライバー類を使うので厄介です。
ということで、Visual Studio Code の公式サイト から直接ダウンロードしてインストールしたところ、
すんなりと動作しました。
Zorin OS は「ソフトウェア」というアプリ管理ソフトで、cchrome、Microsofut Edge、GitHubなど
Ubuntuではちょっとインストールが面倒くさいアプリも検索して簡単にインストールできるのですが、
組み込み系、開発系は気をつけてインストールした方が良さそうです。
備考メモ
・debugprobeを利用できるようにする際の追加インストールメモ
sudo apt install python3 git tar build-essential
sudo gpasswd -a ユーザ dialout
sudo apt install gdb-multiarch
sudo apt install libftdi1-2 libhidapi-hidraw0
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