PLANEX MZK-SA300D 用カスタムファームウェア作成(2)
USBポートがあるので、USBメモリやハードディスクを接続して簡易NASを構築しようと
あれこれ試したのですが、フラッシュメモリの容量が4Mバイトしかなく、sambaやntfsの
モジュールを乗せることができませんでした。
フラッシュメモリのマッピングを変えればいけそうな感じですが、
ファームウェアのソースが無いとこれ以上は無理そうです。
取りあえず、このルータのカスタムファームウェアの作成は終了します。
まあ、このカスタムファームウェアに時間費やすなら中華製のTP-LINK TL-WR703N
なんかを買っていじった方がいいですね。
まとめ
現時点でできたこと
・UARTシリアル接続(送信は×、受信のログ表示のみ)
・tftpによるファームウェアの更新
・USB 3Gモデムによる OCN モバイル ON を使ったインターネットに接続
・FAT32のUSBメモリのマウント
・telnetによる接続
・vi等のコマンドの追加
・sambaサーバーの実装(rootfsのイメージ内に収まらないため無理)
・ntfs (rootfsのイメージ内に収まらないため無理)
・ftpサーバーの実装 (vsftpdを乗せたが、busエラーが発生して稼働しなかた)
・dlnaサーバー(ushareを乗せようとしたが、コンパイルエラー)
ソースがあれば出来そうと思われること
・フラッシュメモリのパーティションはカーネル用とrootfs用の2つかるが、
カーネル用のパーティションは若干空きがある。空きをrootfsに割り当てれば
sambaが乗るかもしれない。それにはカーネルの修正が必要。
追加・修正画面
システムコマンドの画面及びメニューの追加
WANセットアップ画面にデータ通信端末の設定を追加
(ソースが無いので、Webサーバの実行モジュール(バイナリファイル)を直接修正した)
telnet接続
カスタムファームウェアの作成は凍結します。
現状のカスタムファームウェアは納得のいなないレベルなので公開しません。
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コメント
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初めまして。どこにコメントすればよいか迷いましたが、こちらの記事にコメント
させていただきます。
当方、最近MZK-1200DHPのジャンク品を購入し、いろいろいじっている最中でして、
このBlogのMZK-SA300Dの記事が大変参考になりましたので、この場を借りて
お礼申し上げます。
とくにファームウェアの構造解析については、このBlogがなければ、挫折していたでしょう。
詳しい情報を提供いただき本当にありがとうございます。
投稿: takemu | 2014年4月11日 (金) 22時52分
takemuさん
コメントありがとうございます。
こういったコメントは大変うれしく励みになります。
MZK-1200DHPのファームウェアをダウロードしてヘッター部を見ていると
確かにMZK-SA300Dと同じような構造(チップセットがrealtek製品)してますね。
投稿: たま吉さん(管理者) | 2014年4月12日 (土) 07時58分