ATtiny13AでUART-I2Cブリッジの製作 - まずその準備
IchigoJamからI2Cデバイスがどうしても使いたいと思い、
UART(シリアル通信)-I2Cブリッジを製作することにしました。
シリアル通信経由でI2Cコマンドを発行する試みです。
最終的にATtiny13Aでやろうと思います。50円で買えるマイコンです。
ATtiny13AでのI2CとUARTの実現は、以前の成果を利用することにします。
ATtiny13AでI2C接続キャラクタLCDを利用する(3)
ATtiny13Aでシリアル通信(UART)を行う
当然、ATtiny13AにはI2C、シリアル通信機能は無いのでエミュレーションです。
流石にATtiny13Aではデバッグ等色々と厳しいですね。
そこでArduino Unoで開発することとし、今日はATtiny13A用のプログラムを
Arduino Uno(ATmega328P)で動かす準備です。
まずはATtiny13Aでは次のようにピンを使う予定です。
ATtiny13A
PB3(D3) I2C用CLK
PB4(D4) I2C用DAT
PB1(D1) UART用TXD
PB0(D0) UART用RXD
※カッコ内は、Arduino環境でのデジタルピン番号
このピンはArduino Uno(ATmega328P)では、
PB3(D11) I2C用CLK
PB4(D12) I2C用DAT
PB1(D9) UART用TXD
PB0(D8) UART用RXD
に対応しています。
取りあえず、UART-I2Cブリッジの最初のターゲットをI2C接続キャラクタLCDとします。
Arduino UNOの11番ピンに、I2CのCLK、12番ピンにDATを接続し
ATtiny13A用に作成したtinyI2Cライブラリ+サンプルプログラムを
使ってキャラクタLCDを制御してみます。
IchigoJamでの利用を想定し、3.3V稼働可能なSainSmart版Unoを使いました。
取りあえず、問題無く動作しました。
ただし、Arduino Unoのハードウェアで行うI2Cに比べるとかなり遅い感じです。
まあ、よしとしましょう。
この段階で既に840バイトなので、ATtniy13Aでは厳しいかも。
これがダメなら、小さくて安いマイコンとなるとLPC810を使うか..
今日はここまでとします。
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ATtiny13AでUART-I2Cブリッジの製作 - まずその準備 (15/03/24) [この記事です]
公開・ダウンロードサイト
GitHub - LPC810 UART-I2Cブリッジモジュール
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