サクラエディタでIchigoJamのブログラムをロード/セーブする
2017/02/18 お知らせ
本記事掲載のツールの最新版の配布および解説はGithubのアカウントの方
で行っております。最新版に利用については下記のリンク先を参照して下さい。
・Tamakichi/ichigotools IchigoJam支援コマンド Windows版(解説・配布)
https://github.com/Tamakichi/ichigotools
ダウンロード(直接リンク)
https://github.com/Tamakichi/ichigotools/archive/master.zip
Tamakichi/ichigotools Wikiページ
- サクラエディタ利用設定 - サクラエディタからichigotoolsコマンドを利用する
- エクスプローラー設定 - エクスプローラーの[送る]で送受信を行う
<** 2016/08/20 追記
サクラエディタの2.2.x系以降だとマクロからの外部コマンド起動に失敗して正常に
動作しない不具合を対応しました(マクロの修正)
**>
以前紹介した、「IchigoJamで作成したプログラムをパソコンにロード/セーブする」
の中で「サクラエディタ」から「IchigoJam」のプログラムを読み書きすることを紹介しました。
実際の操作の様子は下記のような感じです。左上の画面はIcihojamのビデオ出力を
キャプチャーして表示しています(2015/06/24追記)。
今回は、その「サクラエディタ」の設定方法について紹介します。
設定すると、メニューから選択してロード/セーブ等が出来るようになります。
登録済マクロからの実行
マウス右ボタンメニューからの実行
サクラエディタの入手および詳細については次のリンクを参照して下さい。
また、IchigoJamとUSB-UART変換モジュールとパソコンが接続した状態で
シリアル通信が出来ているものとします。
1.ツールのダウンロード
前回の公開したツールをダウンロードして下さい。
2015/06/14 追記
・配布ツールを修正しました。ソースの取り込みが正常に行えない不具合を対応しました。
・サクラエディタの問題で、IcigoJamの特殊キャラクタ文字を使ったソースの取り込みにおいて
文字化けが発生します。特殊キャラクタ文字を使ったソースの取り込みは配布ツール単体で行うか、
別途配布のGUIツールを使って下さい。
・解凍して任意のフォルダに格納して下さい。
ここでは、"D:\IchigoJam\tools"に格納していることとして説明を進めます。
2.サクラエディタマクロのダウンロードと編集
サクラエディタから上記のコマンドを実行するためのマクロの入手と修正です。
まずは、次のマクロファイルをダウンロードして下さい。
ダウンロード macro01.zip (0.8K)
ダウンロード macro02.zip (0.8K) (2016/08/20 修正版)
解凍して任意のフォルダに格納します。
ここでは、"D:\IchigoJam\サクラエディタ_マクロ"に格納していることとして説明を進めます。
次にメモ帳で各マクロファイルを開いて、パスの変更を行います。
rcmd.vbs
"D:\IchigoJam\tools\rcmd com5 " の部分のパスを各自の環境に合うように
変更します。またシリアルポートcom5も各自の環境に合わせて設定します。
どのポートを使っているか調べるには、デバイスマネージャーで確認するか
コマンドプロンプト上でmodeコマンドを実行して確認出来ます。
USBに差す前と刺した後で、modeコマンドの出力が変わります。
この例では、com5だと分かります。
シリアルポートの番号は、任意に変更することも出来ます。
デバイスマネージャー から該当ポートのデバイスのプロパティを開き、
ポートの設定タブの「詳細設定」にて変更出来ます。
rload.mac
"D:\\IchigoJam\\tools\\rload com5"を変更します。
(注意)パス指定の\は\\と2文字で指定して下さい。
rsave.mac
同様に"D:\\IchigoJam\\tools\\rcmd com5"を変更します。
(注意)パス指定の\は\\と2文字で指定して下さい。
run.mac
同様に"D:\\IchigoJam\\tools\\rcmd com5"を変更します。
(注意)パス指定の\は\\と2文字で指定して下さい。
3.サクラエディタへの組み込み
メニュー [設定] - [共通設定]で「共通設定画面」を開きます。
タブの[マクロ]を選択します。
上記画面は既にマクロを登録した状態です。
ここでは、番号4に新たに登録する手順で解説しますが、実際には0〜3を
上記画面と同じように、設定して下さい。
[参照]ボタンを押して、マクロが格納されているフォルダを指定します。
マクロ一覧で登録する番号を選択し、名前、Fileを設定します。
Fileはリスト形式で選択設定します。
[設定]ボタンを押すと、マクロ一覧に登録されます。
この段階で、メニュー [ツール] - [登録済マクロ]からの実行が可能になります。
次にタブ[カスタムメニュー]を選択します。
この画面で[種別(K)]で「外部マクロ」を選択し、[選択(C)]で「右クリックメニュー」を
選択します。
次に、機能の登録したマクロを選択して[→]ボタンでメニューに登録します。
また[↑][↓]ボタンで順番を入れ替えます。
最後に[OK]ボタンを押して終了します。
3.動作確認
1)任意コマンド実行
サクラエディタ上でマウス右ボタンを押してメニューを表示し、
Ichigoコマンド実行を選択します。
IchigoのBASICコマンドを入力して[OK]を押します。
ただし、ダブルクオーテーション(")等の特殊文字は'\'をつける必要があります。
IchigoJam 上でコマンドが実行されるとともに、エディタにもその結果が表示されます。
2)プログラムをIchigoJamにアップロードする
試しに次のプログラムをエディタにコピペしてみましょう。
10 CLS 30 [0]=31599:[1]=4681:[2]=29671:[3]=29647:[4]=23497 40 [5]=31183:[6]=31215:[7]=29257:[8]=31727:[9]=31695 50 [10]=1040:[11]=0:[20]=32:[21]=1 100 N=0:P=0:Q=0 210 X=P:Y=Q:GOSUB 500 220 N=N+1:IF N=10 N=0 230 P=P+4:IF P>35 P=0:Q=Q+6:IF Q >20 ?:END 240 GOTO 210 500 B=12 510 D=[N]>>B&7:GOSUB 600:IF B>=0 GOTO 510 520 RETURN 600 LC X,Y:?CHR$([20+(D&4>0)]);CHR$([20+(D&2>0)]);CHR$([20+(D&1>0)]); 610 Y=Y+1:B=B-3 620 RETURN
620行の次の改行も忘れずにコピペして下さい。
一旦ファイル名を付けて保存します。エディタから裏でツールを呼び出しており
その際にファイル名が必要です。また、エディタ上で更新の都度一旦保存してから
アップロードを行う必要があります。
ここでは、"ほげほげ.bas"と名前をつけました。
次に、マウス右ボタンメニューで"Ichigoにアップロード"を選択して
アップロードを開始します。
アップロード中は、コマンドプロンプト画面が表示されますが気にしないで下さい。
ちょっと時間がかかりますが、IcihoJamの画面を確認するとロードされているはずです。
3)IchigoJam上のプログラムを実行する
この機能はおまけ機能なので、正しく動作しない場合があります。
適当に使って下さい。
マウス右メニューの[ichigoプログラム実行]を選択します。
サンプルプログラムを実行するとこんな感じの数字が表示されます。
4)IchigoJam上のプログラムをエディタに取り込む
確認のため、新規にエディタを開いてからやってみましょう。
この状態でマウス右メニューで[Ichigoソース取り込み]を選択します。
こんな感じで取り込めます。
以上が設定と使い方です。
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・「IchigoJamにプログラムをアップロード/ダウンロードするGUIツールを作成しました」
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