微妙に仕様の異なる3.5mm 4極ミニプラグ接続AVケーブル
形状が同じでも、4極プラグに割りあってられている信号が微妙に異なるようです。
家にあった3本全て異なります。
プロペラ クイックスタートボードのヒューマンインタフェースボードに
ラズパイ2 用のAVケーブルを接続したのですが映像が出ません。
そこで、このあたりの仕様を調べてみると、統一された規格は無いようですが、
一応、2つ「OMTP」と「CTIA」が規格があるようです。
以下、「通信用語の基礎知識」 4極ステレオミニからの引用です。
プラグ先端から割り付けられている信号
OMTP(Open Mobile Terminal Platform)
Left
Right
Mic
Ground
CTIA(Cellular Telephone Industry Association)
Left
Right
Ground
Mic
Grandの位置が違うのが致命的です。これは注意が必要です。
Grandさえ正しければ、接続を入れ替えるだけで多分利用出来るでしょう。
実際に製品毎にどの仕様が採用されているかを調べてみました。
・Raspberry Pi Model B+
下図は公開されている回路図の抜粋です。
先端からオーディオLeft、オーディオRight、Ground、コンポーネントビデオ出力です。
CTIAに近いです。マイクの代わりにビデオ出力になっています。
・プロペラ ヒューマンインタフェースボード
先端からオーディオLeft、オーディオRight、コンポーネントビデオ出力、Groundです。
OMTPに近いです。マイクの代わりにビデオ出力になっています。
iPhoneも4極のプラグが使われているようです(持っていないので詳細不明です)。
先端からオーディオLeft、オーディオRight、Ground、MIC(リモコン)のようです。
CTIAっぽいです。ただし、MICがリモコンとしても使うようなので若干異なるようです。
実際にamazonで販売されている製品を見てみました。
CTIAのようです。仕様名の記載はないですが、
商品説明にちゃんと信号の割り付け仕様が明記されています。
仕様名が浸透していない現状では、この表記の方が分かり易いですね。
上記の商品も、信号割り付けを記載。CTIAのようです。
同じく、上記の商品も信号割り付けを記載。CTIAのようです。
上記は、仕様(規格)表示の上、信号割り付けを表示しています。
OMTP仕様で、私のプロペラ ヒューマンインタフェースボードに使えます。
中には、仕様等の記載がない商品もあります。
上の商品は「映像が出ない」のコメントがあり評価も低めです。
追記:
よく読むと説明書きがありました。購入者が仕様の違いを理解していないで
利用したようです。
CTIAの商品が圧倒的に多いようです。
うちの家では4極ミニプラグ接続AVケーブルを使う機器として、
ビクタービデオカメラ、ポータブルDVD 2台、ラズパイ、プロペラボードがあります。
ビクタービデオカメラ、ポータブルDVDの仕様は不明です(たぶんCTIA)。
ケーブルにラベルを貼って管理する必要がありそうです。
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