IchigoJam用漢字フォントモジュールの製作 その1
IchigoJamのI2C接続モジュールとして、漢字フォントモジュールを試作しました。
LPC810で基板実装する予定ですが、まずはArduinoにて実装してみました。
漢字フォントは以前利用実績のある日本語フォントROM GT20L16J1Yを利用しました。
スイッチサイエンスで購入できます。使い方もホームページで紹介されています。
実際の動いている映像
今回の実装は、ArduinoのI2Cスレーブ周りのバグとIchigoJamのI2Cのバグで
ちょっとハマりました。
ArduinoのI2C(wire)ライブラリのスレーブ処理に不具合があるのは、既知でしたので
パッチを当てたのですが、write関数のバッファリングの作りが甘く、実質32バイト
までしか送信出来ないようです。正しい送信が出来きないのに、正常終了を返して
ました。
また、IchigoJamからI2CRコマンドで、引数のコマンド部のデータ長が4バイトを超えると
データの内容が壊れて正しい送信を行うことが出来ません。
本来I2CR命令1回実行すればよいところを、I2CW命令1回、I2CR命令24回という
面倒な処理となってしまいました。
試作環境はArduinoではなく、別環境にした方がよさそうかもしれません。
IchigoJamでの漢字文字列は、コメント部に記述しています。
下記の格納形式なので、
文字列は、
プログラム格納領域先頭アドレス #C00 + 行番号2バイト+長さ1バイト + ’文字1バイト
となり、#C04から取得できます。
このソースファイルをIchigoJamにシリアル通信で転送しています。
最終的には次の2のIC+抵抗2本の基板実装を予定しています。
2016/04/12 追記
LCP810ではメモリ(SRAM)の容量とI/Oピン数的に実装が厳しいので
Arduinoの小型版またはATmega328にて実装に切り替えました。
続き
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