Propeller始めました(13) ステッピングモーターの制御
安価なステッピングモーター28BYJ-48をいじってみました。
このモーター、amazonでも制御ボード(実際には単なるトランジスタアレイ)とセットで
送料込みで289円で販売されているようです。
このモータはユニポーラ型です。あまり詳しくはないのですが、
現在主流のバイポーラ型に比べると性能が劣る(特に低速でのトルク)ようですが、
制御が非常に簡単です。
ステッピングモーターの制御関連の情報を調べてみると、
TekuRobo工作室さんの解説記事「ステッピングモータを動かす」 で
"手動でパルスを与えて動かすことができる"という面白そうな実験が紹介されている
ので私もやってみました。
結線しボタンの赤黄緑青の順番で押して次のような「1-1相励磁」のパルス信号を
作ってみると、1ステップ分、モーターが動きました。順番を逆にして押すと、
逆回りします。
このパルスをマイコンで生成するのは簡単ですね。だだし「1-1相励磁」は
トルクが小さくあまり使われていない駆動方法のようです。
いくつか、駆動方法があるようですが「1-2相励磁」は「1-1相励磁」よりも
回転が安定し、高いトルクが得られるようです(下記の8パルスで1ステップ)。
さすがに、これを人間がボタン操作で再現するのは難しいので、
プロペラでパルスを生成してモーターを駆動させてみました。
実際の動作の様子です。
簡単なプログラムで制御出来ました。
モータ的には1ステップで5.625度(1/64回転)回転します。
「1-2相励磁」の1ステップのパターンは8パルスで生成するので、
1回転するには512パルスを与えることになります。
このパルスを早めると回転数が早くなります。早すぎると脱調という現象が起きて
回らなくなります。このモータの限界は1回転 4.9秒が限界でした。
回転は遅いですが、精度の高い数値制御が出来そうです。
モーターを2つ使って、2次元的な動きをさせようと考えています。
« Propeller始めました(12) TV出力ドライバーライブラリの作成 | トップページ | 「Ichiojam関連記事のまとめ」ページを作成しました »
「Propeller」カテゴリの記事
- プロペラ2の評価ボード(2019.03.12)
- プロペラでVT100端末の実装(2018.07.25)
- Propeller始めました(22) ポータブルゲーム機の実装 7(2016.02.19)
- Propeller始めました(21) ポータブルゲーム機の実装 6(2016.02.17)
- SPI接続のカラー液晶モジュールの動作確認(2016.02.14)
« Propeller始めました(12) TV出力ドライバーライブラリの作成 | トップページ | 「Ichiojam関連記事のまとめ」ページを作成しました »
コメント