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2016年5月20日 (金)

arduino用漢字フォントライブラリSDカード版の製作(2)

前回からの続きです。

Dscn5228

いくつかのグラフィック液晶にてフォント表示を試してみると、表示するには面倒な処理が
必要と判明しました。

モノクログラフィック液晶では、表示用のメモリが下図のようになっており1バイトが縦の
ドットに対応した形が一般的のようです。

  グラフィック液晶Nokia5110のメモリ構造 (1バイトが横1ドット 縦8ドットに対応する)
05

この形式で正しく文字を表示するには、ドット単位で文字の回転をさせてからメモリに書き込む
必要があります。16x16ドットだと256ドット分の座標変換となります。

具体的には下記のフォントの形式を

      フォントデータのデータ並び

   02

次のような形式に変換します。

      グラフィック液晶用に変換したフォントデータのデータ並び

03



赤い数字がバイト並びの順番です。MSBが上位ビット、LSBが下位ビットです。
この処置は1ビットづつ取り出して、再配置という無駄に処理を要します。

表示の都度、変換しても良いのですが、SDカードの大容量を生かし、
あらかじめフォントを作成して用意することにしました。

フォントライブラリの利用時に、切り替えて利用出来るようにしました。

  08

これにより、表示がちょっと早くなりました。また、プログラムも短くなりました。
ただし、SDカードからの読み取りなのでやはり遅いです。

ライブラリはもう少し、動作確認をしてから公開したいと思います。
この処理はSPIフラッシュメモリ版のライブラリにも反映したいと思います。

2016/05/21 追記

現時点のライブラリをGitHubにて公開します。
  ・ライブラリ公開ページ Arduino-KanjiFont-Library-SD
    https://github.com/Tamakichi/Arduino-KanjiFont-Library-SD

  ・ダウンロード直リンク
    https://github.com/Tamakichi/Arduino-KanjiFont-Library-SD/archive/master.zip

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