グラフィック液晶 Nokia5110(PCD8544)で日本語フォント表示
「漢字フォントライブラリSDカード版」の動作確認に使ってた
グラフィック液晶 Nokia5110(コントローラ用ICはPCD8544)、意外と使いやすいです。
値段もAliexpressで送料込みで$1.8で購入出来ます。
表示解像度はモノクロ 84x48ドット (504バイト)と低いですが、その分リソース消費も
少なくてすみ、Arduino(Atmega328)あたりで使うにはちょうどよいです。
また小型でデータ通信は4本(GND、RESET含む)で済むのでお手軽に使えます。
動作の様子
デモ動画では部分スクロール表示の都度、全画面分の表示データをグラフィック液晶側に
転送(SPI接続)しているのですが、実用レベルで表示出来ています。
ただし、SDライブラリと表示用のフレームバッファ(504バイト)の利用でかなりSRAMを
消費します。のこり500バイト弱しかないです。
フレームバッファ(504バイト)無しでも表示は出来るのですが、文字の行間詰めたり
出来ない等ちょっと不便です。
プログラムスケッチを置いておきます。
ダウンロード lcdtest5.zip (5.1K)
スケッチのコンパイルには別途 「漢字フォントライブラリSDカード版」が必要です。
開発環境
Arduino IDE 1.6.9を利用しています。
(バージョンが上がる毎にコンパイル時間が遅くなっている気がします..)
簡単な接続構成
グラフィック液晶、SDカードモジュールともSPI接続となります。
当初はSPI通信ではなく、shiftOut()でやっていたのですが遅くて
・ shiftOut() の高速化(高速版に置き換え)
・ digitalWrite()の高速化(高速版に置き換え)
をやりそこそこ使えるようになりました。
更に、shiftOut()をSPI通信に変えてもSDカードと競合しないと分かり置き換えたところ
各段に処理速度が向上しました。
これくらいの速度が出せるならもうちょっと面白いことが出来そうです。
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