LPC810を使ったUART-I2Cブリッジの機能拡張の検討中
以前作成しました「LPC810を使ったUART-I2Cブリッジ」の機能拡張を考えています。
現時点で追加・変更しようと思っているのは
1)i2cdetect
接続しているI2Cデバイスをスキャンしその結果を表示する
(ラズベリーパイのi2cdetectコマンドみたいなやつです)
2)I2Cバスのリセット
I2Cスレーブがフリーズした感じの時、バスリセットして復活させるのが目的です。
3)HELPコマンド
コマンドの簡単な説明を出力する。
4)LPC810ではなく、attiny85 digisparkでUSB接続で簡単利用する(出来るならば)。
5)ローカルエコーの有効/無効の切り替えコマンド
対話テストにて使う際、ターミナルソフトの設定でエコーONにする必要があります。
面倒なので、入力された文字列を行単位でそのまま出力する機能を追加します。
6)改行コードの変更
現状、受信時の改行コードを現行のCR+LF(0x0D 0xA)から、
LF(0x0A)に変更し+CRは無視するようにし、CR+LF、LFの両対応とする。
出力の改行コードはデフォルトをCR+LF(0x0D 0xA)とし、コマンドにて
LF(0x0A)とCR+LF(0x0D 0xA)を切り替えるようにする。
7)ウオッチドックタイマーによるフリーズからの復旧
何らかの理由でフリーズした場合、リセットして自己復旧できるようにする。
8)I2Cアドレスを8ビット指定から7ビット指定に変更
その前に現バージョンの仕様が自分でも忘れている感じなので、マニュアルを作成して
います。
取りあえず現段階のコマンドマニュアル(暫定版)を突貫工事で作成しました。
ダウンロード UART-I2C_DOCV1L3PDF.zip (300.6K) 2016/07/16 修正版
以後、下記で修正版等を公開します。
https://github.com/Tamakichi/LPC810-UART-I2C-Bridge
自分では作成した覚えがない機能が結構ありました(夜中に小人さんが作ってくれた?)
補助コマンドの記載内容はかなり怪しいので見直し中です(特にエラーの戻り値の有無)。
話変わって、
最近、同モジュールの質問を受けまして、
以前から気になっていたOLEDキャラクターディスプレイを
ご利用とのことで私も衝動買いしました。
早速、LPC810を使ったUART-I2Cブリッジで動作確認しました。
表示が無茶苦茶綺麗です。だだし消費電力が大きいです。
写真の"Thank you!"の表示は、
パソコンからTeraTermにて下記のコマンドをシリアル接続経由で送信しています。
@c7800@h01020c0180 (2016/07/16 微妙に間違っていたため修正しました)
@c7840@sThank you!
比較的簡単な制御で表示出来ました。
2016/07/17 追記
まずは、I2Cアドレスを7ビット指定に変更し、ラズパイのi2cdetectっぽい機能を追加
しました。3つのI2Cスレーブを接続してちゃんと認識出来ました。
取りあえず、今回の改造はここまでかなぁ
関連記事
LPC810を使ったUART-I2Cブリッジの改良版が出来ました (16/07/21)
LPC810を使ったUART-I2Cブリッジの機能拡張の検討中 (16/07/13) [この記事です]
UART-I2Cブリッジの使い方 - リアルタイムクロックの調査 (15/05/17)
Wiiヌンチャクの動作確認しました (15/05/17)
LPC810を使ったUART-I2Cブリッジがやっと出来ました (15/04/15)
ATtiny13AでUART-I2Cブリッジを試作したが微妙 (15/03/29)
ATtiny13AでUART-I2Cブリッジの製作 - まずその準備3 (15/03/26)
ATtiny13AでUART-I2Cブリッジの製作 - まずその準備2 (15/03/25)
ATtiny13AでUART-I2Cブリッジの製作 - まずその準備 (15/03/24)
公開・ダウンロードサイト
GitHub - LPC810 UART-I2Cブリッジモジュール
« 秋月電子 「球根始めました」 ・・・ はぁ? | トップページ | IchigoJamで有機ELキャラクタディスプレイモジュールを制御 »
「ARM」カテゴリの記事
- Arduino IDE+Arduino STM32環境で指定と異なるgccが使われてしまう(2025.01.23)
- Arduino IDE 2.3.4でArduino STM32を利用する(2025.01.12)
- PocketGoで遊んでみる(1)(2020.03.24)
- Arduino用 MML文演奏ライブラリの作成 その1(2019.04.01)
- BluePillボードで4桁7セグLEDの制御(2019.03.21)
「LPC810」カテゴリの記事
- MCUXpresso IDEのインストール(2019.02.12)
- LPC810を使ってIchigoJamで赤外線リモコン受信を行う(4)(2016.08.17)
- LPC810を使ってIchigoJamで赤外線リモコン受信を行う(3)(2016.08.15)
- LPC810を使ったUART-I2Cブリッジの改良版が出来ました(2016.07.21)
- LPC810を使ったUART-I2Cブリッジの機能拡張の検討中(2016.07.13)
« 秋月電子 「球根始めました」 ・・・ はぁ? | トップページ | IchigoJamで有機ELキャラクタディスプレイモジュールを制御 »
コメント