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2016年8月30日 (火)

Arduino IDEを使ったATtiny13用スケッチの開発について

ATtiny13用のプログラム(スケッチ)作成にはArduino IDEを使っています。

赤外線リモコン受信モジュール作成でATTiny13Aを利用したのですが、
環境によって動かない(どの環境を利用したか忘れた.. OTZ ..)

そこで、利用している開発環境を再認識するためまとめてみました(自分のためですが..)。
(現状、用途に合わせて複数使っています)

1)kosakalabさんが公開しているモジュール
    Arduino IDEでATtiny他の開発(Arduino-ISP編) / (AVRISP編)

    ATtiny13A以外の ATtinyシリーズにも対応しています。
    現状、いちばんちゃんと動くモジュールだと思います。

    ただしArduino IDE 1.0.6までの対応となります。
    またデフォルトでは低速クロックでの利用には未対応です。
    (例えばATtiny13A を128kHzで動かすなど)

2)smeezekittyさんが公開しているCore13 モジュール
    Core13 prealpha - Arduino core for Attiny13
        このモジュールはArduinoのフォーラムにて問題点や改善点が議論されています。
        core13: An Arduino core for the Attiny13 *testers wanted*

   Arduino IDE 1.0.X系(未確認)、1.6.x系(1.6.9にて確認済)で動作します。
   ATtiny13A の低速クロックにも対応しています。

   時間系の関数(特にmicros、mills)に若干問題があります。
   赤外線リモコン受信のデコード処理においてmicros()を使っているのですが、
   ちゃんと動作しませんでした( Arduino Unoと異なる仕様の挙動をする、正確でない)。 

   現在、ちょうどこの部分の問題が議論されているようです。
   (対策として、モジュール内のソースwiring.cを 1)のkosakalab のモジュールの
     wiring.c に差し換えると解消されます)

3)hansibullさんが公開しているMicroCore モジュール
    MicroCore(https://github.com/MCUdude/MicroCore)

    このモージュールは 2)のCore13をベースに使い勝手を良くしています。
    Core13ではピン指定が分かりにくかったのですが、きちんとドキュメント化しています。
    また、オプションを色々と指定出来て使いやすい環境です。   

    01

   Clock、GCCコンパイルオプション、書き込み装置(低速対応もあり)の指定が
   追加されています。
   2)では低速クロック128kHzで利用する際には、書き込み装置の低速対応を
   自分で行う(定義を追加する)必要がありました。

   このモジュールも2)のCore13と同様、時間系の関数に問題があります。
   (対策として、モジュール内のソースwiring.cを 1)のkosakalab のモジュールの
     wiring.c に差し換えると解消されます)

   時間系の関数(micros、mills、delay)取りあえず、精度が悪くても動けば良いので
   あれば、このモジュールの利用が一番おすすめです。

   一時、ボードマネージャーにてインストール出来る機構を公開していたのですが、
   現在は利用出来ないようです。

番外
   Spence Konde (aka Dr. Azzy)さん公開の
   SpenceKonde/ATTinyCore(https://github.com/MCUdude/MicroCore)   
    ATtiny13Aは未対応ですがそれ以外のATtinyシリーズに対応しているモジュールです。
    まだ利用していませんが、ATtiny85当たりを使う機会があれば利用しようと思います。

他にも色々とあるのですが、
上記2),3)の開発環境は今後もうちょっと改善される雰囲気ですので、この当たりの
利用が無難でしょう。3)はインストールと設定が簡単なので特に注目しています。

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