CEATEC JAPAN 2016に行ってきました
今年もCEATECに行ってきました。
今年は会場構成が一新されました。
ここ数年、出展企業と来客数が減少しており、その対策としての試みです。

去年はこんな感じでした。去年よりは具体的なテーマ別で分かり易い構成ですね。
※会場構成図はCEATEC JAPAN公式HPより拝借しました。
実際に行ってみると、雰囲気的には、去年より若干来客数が多いかなぁと感じました。
公式サイトを見ると、
"CEATEC JAPAN 2016
「CPS/IoTの総合展」、出展者数・登録来場者数ともに大幅増、盛況のうちに閉幕
出展者数は648社/団体(前年比22.0%増)、登録来場者数は145,180人(前年比9.1%増)
CEATEC JAPAN 実施協議会"
とのこと。会場構成の工夫はそれなりに効果があったようです。
ただし、出展者数は確かに増えたのですが、駅の売店(キオスク)程度で
展示もパンフレットを並べているだけってな感じなのも多かったです。
また去年同様、ソニー、東芝の出展はなし。今年はパイオニアも出展していない感じ。
個人的には去年に比べるとあまり「未来を先どったわくわくするもの」が無く
ちょっと残念に思いました。
実際、展示物において従来は30分、1時間待ちの行列が出来るものがあったのですが
今年はほとんどありませんでした。
今年の展示物
ちょっと気になったものをご紹介します。
本田技研工業株式会社
豊島屋(鳩サブレーが有名)さん向けの配送業務車両です。
外装の一部は3Dプリンターを使って製造しています。こういった使い方もあるんですね。
業務向け車両の外装のオーダーメイドは需要がありそうです。
配達員一人乗りで、後部に配達荷物スペースがあります。
クラウド型の配達業務を支援システム(GPS・地図・ルート検索)を利用して
効率の良い配達業務を行えるようです。端末は当然タブレット・スマートフォンですね。
メインにロボットを持ってきています。
クリオネのような形状のロボットの名前は「ロボピン」だそうです。
名前の由来はgoogle Mapなんかによるある地図のピンからきているそうです。
今回の展示はいくつかの企業がロボットを展示していますが、
ロボピンが他と違う特徴は、バックにクラウドシステムがあることですね。
複数のロボピンで情報共有したり、クラウドシステム上の膨大な知識データベースや
AIシステム等の各種専門システムと連携して利用者の目的に応じた作業が行えそうです。
ロボットというよりは情報端末に近いかもしれません。
シャープ
COCOROBO × VOCALOID
現在販売されているCOCOROBOにはおしゃべり機能があるのですが、さらに発展させて
「COCORO MUSIC A.I.エンジン」を搭載し、歌を歌います。
この遊び心は好きです。 なんだかんだで、シャープはまだまだ健在ですね。
IGZO Free Form Display
枠なし、角に丸みを持つディスプレイです。
四隅の画像は欠落するためアプリによっては問題が発生するかもしれませんが、
見た目的には最高です。
高精細8K映像モニター
モニターをカメラ越しで撮影し、掲載の都合で縮小したのですが、
それでも実際のステージを写真撮影したような臨場感があります。
インタラクティブプロジェクタ
プロジェクタで投影した映像に対してタッチパネルのようにペンを使って
操作が行えます。
以前、富士通が同じような製品を展示していましたが、こちらの方がコンパクトで
実用的ですね。
オフィス向けの紙リサイクル製紙機です。
オフィスの大量の不要紙の処理は結構面倒ですが、これがあると輸送やらシュレッター、
融解等の手間を省けて便利そうです。
今後に期待したいシステムです。
セコム
セコムドローン
日本国内での業務にドローンを利用する事例としては、このドローンが一番
実用的かもしれません。
警備対象に異常があった場合、人よりも早く異常個所に近づいて調査出来ますね。
遠隔で操作出来き、 固定カメラよりも多くの情報を収集出来そうです。

JTB
他のブースに比べると女性の来客者が若干多いかも
空中ディスプレイを応用したナビゲーション
本当にディスプレイが浮いて見えます。映像に対してタッチ操作が出来ます。
NHK
紙のように薄い超大型有機ELディスプレイの展示がありました。
ほんとにペラペラでした。
日本製ではなくLG電子製でした。国内メーカーだとこのサイズが作れないのかも。
デモ映像がオリンピックの内容のため写真撮影禁止で映像なし。
全体としてバーチャルリアリティ(VR)、家庭向けロボット等が目立ちました。
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