次はSTM32ボードを積極的に使ていきたい(13) - グラフィック液晶
コントローラーにILI9341を使った液晶モジュールの動作確認
メモしておかないと結線忘れるので記録に残しておきます。
Arduino STM32にはILI9341を使った液晶モジュールを使うためのライブラリが用意されています。
ライブラリ
ライブラリのサンプルスケッチを使って、手持ちのILI9341搭載液晶モジュールを
動作させてみました(SDカード、タッチパネルも使えるのですが今回は表示のみです)。
接続(クリックすると拡大表示します)
サンプルスケッチはそのままでは動かす、ピン割り付け部分の修正が必要です。
下記のように接続しました。CS、RESET、D/Cは任意のピンが利用出来ます。
SPI接続のピンA5,A6,A7は変更できません。
graphicstest.inoの修正箇所
#include "SPI.h" #include "Adafruit_GFX_AS.h" #include "Adafruit_ILI9341_STM.h" #define TFT_CS PA0 #define TFT_RST PA1 #define TFT_DC PA2 //Adafruit_ILI9341_STM tft = Adafruit_ILI9341_STM(TFT_CS, TFT_DC); Adafruit_ILI9341_STM tft = Adafruit_ILI9341_STM(TFT_CS, TFT_DC, TFT_RST); void setup() { Serial.begin(115200); delay(3000); Serial.println("ILI9341 Test!"); tft.begin();
RESETをBlue Pillのリセットと連動させる場合はBlue PillのRSTへの接続でもOkです。
その場合は、TFT_RSTを-1にするか、コメントアウトしているコンストラクタの方を
利用して初期化します。
Adafruit GFX Graphics Libraryを使って自分で好きなように動かしたい場合は、
Adafruitのサイトの公開情報が参考になります。
・Adafruit GFX Graphics Library
https://learn.adafruit.com/adafruit-gfx-graphics-library/
Arduino STM32に付属しているAdafruit GFX Graphics Libraryは、フォントが削られているので、上記リンクからライブラリをダウンロードしてフォントだけコピーしたほうがよいかも。
(訂正) Arduino Stm32版では、setFont()が削られていて使えないようです。
Arduino UNOに比べると描画速度が非常に速いです。
Arduino UNOではSPIのクロックが8MHzなのに対して、Blue Pillはで36MHzです。
Generic STM32 vs Arduino Pro Mini/Nano speed comparison
2018/06/23 追記
Arduino STM32の2018/3/15更新版以降では、Adafruit GFX_ASライブラリに変更があり、
別途Adafruit_GFXのインストールが必要です。
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