豊四季 Tiny BASIC for Arduino STM32の動作テスト(2) - ゲームパッドの利用
現在取り組んでいる「豊四季 Tiny BASIC for Arduino STM32」の動作確認の続きです。
今回は、ファミコン用ゲームパッドを利用するプログラムを作成しての検証です。

利用したのは、Aliexpressで入手したゲームパットです。350円くらいで入手しました。

ファミコン関連の周辺機器は"NES"で検索して探せますが、コネクタがUS版では
ちょっと異なります。今回はDSUB9ピンのものを利用しました。

ファミコン用のゲームパッドのボタン状態の読み取りのプロトコルは、
シフトレジスタからのデータ取得の手順となります。
大まかな内部の回路は次のような感じになります。
シフトレジスタCD4021相当のプロトコルにてボタン情報の取得が行えます。
DSUB9ピンのうち、5ピン(GND、VCC、CLOCK、LATCH、DATA)を利用します。
回路図

Blue Pillボード(TinyBASIC)には、次の結線を行います。
PB12 2: DATA(INPUT)
PB13 3: LATCH(OUTPUT)
PB14 4: CLOCK(OUTPUT)
3.3V 6: 3.3V
GND 8: GND

ブレッドボードに接続して利用するために、次のような感じのコネクタを作成しました。

D-SUBオスピンは秋月電子で入手しました。
このコネクタ、端子がちょっと特殊で2.54ピッチの基板には乗りません。
仕方がなく、1.27ピッチの基板に乗せました。ちょっと面倒でした。
ブレッドボード用の変換基板があるので、それを買うべきでした。

プログラム
ボタン情報を読み取り、各ボタンの状態0、1を表示します。
50行から100行がシフトレジスタから1ビットずづボタン情報を取得しています。
変数Rに読み取り結果をセットします。
110行でその変数Rの値を2進数で表示しています。
10 CLS
20 GPIO PB12,INPUT_FL
30 GPIO PB13,OUTPUT
40 GPIO PB14,OUTPUT
50 OUT PB13,HIGH:OUT PB13,LOW
60 R=0
70 FOR I=0 TO 7
80 R=R+IN(PB12)<<I
90 OUT PB14,HIGH:OUT PB14,LOW
100 NEXT I
110 LOCATE 0,0:?BIN$(R,8)
120 WAIT 100
130 GOTO 50
実行すると次のような感じになります。
ボタンを押している場合は0、離している場合は1となります。
ボタンは同時押しもOKです。

画像のビットとボタンの関係は次の通りです。
10111111
左の上位ビットからゲームパッドのボタン⑦⑥⑤④③②①⓪に対応しています。
上のビット情報では⑥のボタンを押した状態です。
ゲームパッド上にボタンは10個ありますが、
右上の2つはその下のボタンの連打(ターボ)用です。
連打ボタンを押し続けると、オン、オフを自動で繰り返します。
TinyBASICにはシフトレジスタから値を読み取るSHIFTIN()関数があります。
SHIFTIN()関数を使うと、プログラムがちょっと短くかつ処理の高速化が出来ます。
10 CLS
20 GPIO PB12,INPUT_FL
30 GPIO PB13,OUTPUT
40 GPIO PB14,OUTPUT
50 OUT PB13,HIGH:OUT PB13,LOW
60 R=SHIFTIN(PB12,PB14,LSB,LOW)
70 LOCATE 0,0:?BIN$(R,8)
80 WAIT 100
90 GOTO 50
50行~60行の2行に短縮出来ました。
今後、ゲームなんかに利用していくことにします。
さて、今回の検証でTinyBASICのSHIFTIN()関数の引数を追加しました。
当初、Arduinoのshiftin()と同じ機能そのまま実装したのですが
Arduinoのshiftin()の仕様ではCD4021には対応出来ません。
CD4021ではCLOCKがLOWの場合にデータ取得するのですが、
shiftin()はCLOCKがHIGHの場合にデータを取得にした対応していません。
その仕様が分からず、正しくデータが取得出来ないことにハマりました。
そのため、TinyBASICのSHIFTIN()では第4引数(省略時可能)、データ取得の
CLOCKの状態を指定出来るようにしました。
やはり、実際に利用してみないと問題点は気付かないですね。
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