MP3プレーヤーでMSXにプログラムをロードさせる
先日のブログ投稿CASduinoのコメントにてタイムリーな記事を教えて頂きました。
記事を読むとPCM形式はOKだが、MP3形式の録音では、MSXでロード出来なかった
ことが記載されています。
参考:
MSX研究所日記 - 蘇れ!カセットテープ ~MSX実機派の貴方へ~
実は、CASduinoの次のステップとして、MP3形式で録音・再生をやろうと思い
下の写真のシールドをポチってました。
ArduinoでSDカードへの録音・再生が制御できるシールドです。
MP3形式の音声データファイルの作成
(1) MSXエミュレータ;WMSX
エミュレータ上で作成したプログラムをCAS形式で保存することが出来ます。
(2) MCP - MSX CAS Packager (https://github.com/apoloval/mcp)
CAS形式ファイルからWAVE形式ファイルを作成することが出来ます。
(3) fre:ac (https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/bonkenc/)
WAVE形式ファイルをMP3形式に変換できます。
1.WMSXでCAS形式ファイルの作成

エミュレータ上で簡単なプログラムを作成し、CAS形式ファイル: hello.cas を作成します。
2. MCPコマンドでhello.casからhello.wavを作成

コマンドのエクスポート機能を使ってWAVE形式ファイルを作成します。
作成されるWAVE形式ファイルは1200ボーレート固定のようです(ソースを見ての推測ですが..)。
MSXエミュレータで2400ボーレートの設定をしても1200ボーレートと全く同じファイルが
生成されました。
3. fre:acでmp3に変換


設定はstandardにしました。
MP3プレーヤーで再生し、MSXにロードさせる
作成したMP3ファイルをMP3プレーヤーに突っ込んでMSXに読ませます。
MSXは先日入手した、PV-7を利用しました。
付属品のカセットテープインタフェースが活用出来ました。
ケーブルをMP3プレーヤーのイヤホンジャックに接続します。
利用したMP3プレーヤーは、以前Aliexpressで購入した安価な製品です。
早速、MSXにてCLOADコマンドを実行し、MP3プレーヤーで再生すると、
果たして結果は....
ちゃんとロード出来ました。
ロードしたプログラムはちゃんと実行できました。
ちょっと見にくいので、キャプチャした画面を見てみましょう。
こんな感じで、無事にロード出来ました。
ただし、今回の方法では実際の録音は行っていません。
ノイズの混入もなく、音量レベルもかなり良好であるためうまくロード出来たと思います。
逆にちゃんと録音出来れば、MP3形式でもOKといえますね。
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