安価なボイスレコーダーをMSX用データレコーダに利用する
「MSX用のデータレコーダーの代わりになるのでは? 」 と思い、
安価なマイク端子付きのボイスレコーダーを入手し、試してみました。
今回試した製品
いつものAliexpressでの購入です。レビュアー数が多く、結構売れているようです。
HIPERDEAL Mp3 Player 8GB Digital Audio Voice Recorder

届いた製品
意外とまともな製品で、立派な箱付き、
付属品としては、説明書、USBケーブル、イヤホン、モジュラージャックなどが付属します。

日本語表示にも対応していました。

小型軽量、スピーカー付き、充電対応、金属フレーム、
この価格でこの機能、なかなか良い製品だと思います。
USBケーブルでパソコンに接続すると、ドライブとして認識出来ました。
色々といい感じです。
添付の説明書のスペック的な記載は下記の通りです。
MSXでのデータレコーダとして利用を試し見る
まず、MSX CASIO PV-7で試したのですが、ノーマルのままではダメでした。
簡単なプログラムを作成し、このボイスレコーダで保存し、再生しても
ロード出来ませんでした。
直接録音した音を聞いてみると、音質は良いのですが、音が小さいようです。
出力増幅のため、その辺に転がっていたスピーカー用アンプモジュールを使ってみると
「うお!」
ロード出来ました。
とりあえず、出力を増幅すれば利用出来ることが分かりました。

※ 実は写真のアンプモジュール、BTL方式のため、この使い方はマズかったです。
アンプ出力の+、-はGNDから浮いているので、-をライン入力のGNDに接続は
マズかったです。とりあえず、実験ということで..
トランスを使った、入力電圧の昇圧・インピータンス変換 を試してみる
色々と施行していると、SNSにてトランスを使う方法もあるとのアドバイスを頂き、
面白そうなので試してみました。
色々と調べ、山水トランジスタ用小型トランス ST-32 を利用しました。
参考にしたサイト
・tools4bikeのblog - ヘッドホン出力・ライン入力間用昇圧トランスキット
・秋月電子 ST-32使用ヘッドホン出力⇔ライン入力昇圧トランスキット
この方法の理屈等については、キットの「組立説明書」に解説があります。
結線は非常に楽ちんです。
トランスのリード線をコネクタにつなげるだけです。 
ボイスレコーダのライン端子とMSXの間にトランスを入れて試してみると、
「うぉ~!!」
しっかりとプログラムがロード出来ました。

この方法は非常にいいですね、単純で電池不要です。
目から鱗の方法です。
ケース作り
非常に上手くいったので、使い勝手を良くしようと、ケースを作りました。
3Dプリンターでケースを作ろうと思い、まずは段ボールで試作しました。


途中で、だんだんめんどくさくなり、
「マンドクセ、コノママデイイヤ」
となり、予定変更でコルクシールをカットして、貼り付け

「完成!」
としました。Otz ..

意外と強度もありそうなので、良しとします。
本物のテープを使ったデータレコーダやラジカセを使うよりは断然いいです。
保存したファイルは、USB経由で閲覧できます。
ファイルはWAV形式です。

録音品質を一番良くしたのですが、ビットレートは192kbpsのようです。

実は、機種によっては増幅・昇圧無しに利用出来た
試しに別のMSXパソコン、National(パナソニック) CF-2700で試してみると、

悲しい(嬉しい?)ことに、何も細工せずにダイレクト接続で利用出来てしまいました。
MSX2 FS-A1でもOKでした。
個体差があるのでしょうか
CASIO PV-7は、カセットI/Fがオプションで拡張ボックスを使う方式のため、
特殊だったのかもしれません(30年の経年劣化の影響もあるかも)。
「今までの苦労は何だったのだろう」
と、ちょっと思いつつも、色々と勉強になりました。
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コメント
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PV-7や、私の持ってるMX-10など一部のCasio製MSXは、
カセットI/Fの内部回路が部分的に省略されていて、
外付けのFA-32っていうカセットI/Fパッケージを付ける
ことで、一般的なPCのカセットI/Fと互換になるようです。
https://www.msx.org/wiki/Casio_FA-32
以前、色々調べていた時の自分のブログを読み返してみた
ところ、振幅が足りない分を増幅すればいいっていうことが
書き残してありました。
(なので、おっしゃるように、音量が小さかったっんだと思います)
上記サイトで公開されていた回路について、ICの型番
とかで調べてみた感じでは、やはりオペアンプで一定の
増幅を掛けて出力する回路になっていました。
(加えて、入出力側とも直流カットなど行ってたり、リモート端子の
リレーオンオフ制御をしてたりするようです)
このページでは、オペアンプを使って増幅する回路図が
公開されていました(日本語サイト)。
オリジナルと同等回路になっているようです。ゲイン調整
に使っている抵抗値なんかも読み取れます。
http://kida.asablo.jp/blog/2019/06/30/9107171
簡略化してトランジスタ1個で増幅している回路っていうもの
も公開されていました。
http://basshp.blogspot.com/2015/03/casio-fa-32-clone-interface-de-cassete.html
mp3形式とかだと、音声圧縮の関係で、位相情報がズレる
ので、カセットI/F用には向かないと聞いたことがあったん
ですが、wav形式の無圧縮が使える機器なら、カセットI/F
として、ノイズ劣化やワカメ化の心配がなくてよさそうですね。
投稿: nekosan | 2020年11月 6日 (金) 00時59分