VS1053 MP3 プレーヤー・シールドの調査 (3) 録音機能(2)
前回からの続きです。
目的の、MSXのカセットテープインタフェースでのプログラム保存、
結論としては、録音品質が良くなく、上手くいきませんでした。

このボードでは次の問題が発生しました。
1) ライン入力モードはモノラル録音ができない
2) ライン入力モード経由の録音では、録音の音が小さい
前回利用したサンプルスケッチ record_oog では、
下記の部分を true から false に変更することでボード上のコンデンサーマイクからの
録音からライン入力からの録音に切り替えることが出来ます。
musicPlayer.startRecordOgg(false); // use microphone (for linein, pass in 'false')
ところが、ライン入力では、何故かモノラルでの録音が出来ませんでした。
モノラルをステレオ的に変換結線(LをR・Lの両方に接続)も試したのですが、
録音出来ません。
仕方がなく、ステレオ録音で試したのですが、今度は書き込み速度が追いつきません。
ステレオ録音ではデータ量が2倍なので、当然でしょう。
サンプリングレート 16kHz ステレオ録音に変更することで、
一応、録音は出来たのですが、録音品質以前に音が小さくでダメでした。
このボード、再生のためのアンプは載っているのですが、
録音入力のアンプは載っていないようです。
録音レベルの調整をレジスタ操作で行えるので試してみたのですが、
ノイズが増幅されて、音質が劣化してダメでした。
デジタル的に音量を上げているっぽいです。
ちなみに、レジスタの設定は ライブラリの Adafruit_VS1053.cpp ファイルの
startRecordOgg(boolean mic) 関数内の記述を変更すれば可能です。
まとめ
ということで、残念ながらこのボードでのデーターレコーダの実装はダメっぽいです。
ただし、再生機能はかなり優れているので、別途色々と遊んでみようと思います。
今回の実験で参考にしたサイト
・放課後の電子工作 - VS1053b 日本語データシート私家版
日本語訳、VS1053Bの理解に大変参考になりました。有益な情報の公開に感謝します。
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