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2019年8月12日 (月)

豊四季タイニーBASICにSLEEPコマンドを追加する試作

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   2019/10/22 追記
   ブランチ版をメインストリーム(V007) にマージして正式版として公開しました。※ブランチは削除しました。
   メインストリーム(仕様確定版)   https://github.com/Tamakichi/ttbasic_MW25616L
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豊四季タイニーBASIC for Arduino機能拡張版(+ VFD MW25616L対応)に
SLEEPコマンド(スリープ機能)を追加しているのですが、意味不明の挙動でハマってしまい、
10日間も停滞して悩んでいました。
本日やっと、解決しました。

Arduino・パソコン間のシリアル通信を確立したまま、スリープ状態に入り、再度起き上がると
シリアル通信が不安定になり、コンソール画面での対話が利用不能になっていました。

対策として、スリープに入る前にシリアル通信を終了し、起き上がるときに再接続をするようにしました。
    Serial.end();
      [スリープ処理]
    Serial.begin(SERIALBAUD);

これで、スリープから起き上がった後に問題無く、通信が出来るようになりました。
試作段階ですが、次のリストは外部割込み処理を行うBASIC言語での記述例です。

サンプルプログラム

1 '外部割込みによるスリープ抜け
10 Gpio 2,Input_PU
20 D=0
30 On Pin 2,Rising GoSub "ext"
40 Pin 2,On
50 ?"スリープ"
60 Sleep
70 ?"スリープ抜け"
80 Input "継続? ",C
90 D=!D
100 LED D
110 Wait 500
120 GoTo 40
130 "ext"
140 Return

サンプルプログラムでは、60行のSleepコマンドでスリープ状態(パワーセーブ)となります。
ピン番号2にボタンを付け、外部割込みを発生させます(30行で定義、40行で有効化)。

02_20190812204601

実行した画面

01_20190812204601

プログラムを実行すると60行でスリープ状態となり停止します。
その状態でボタンを押すと、130行の割り込み処理(実際は何もしていない)を実行後、
70行からプログラム実行を再開します。

前回実装したタイマー割り込み機能でもスリープから抜けて欲しいところですが、
利用したTimer1ではスリープから抜けることは出来ません。
Timer2なら可能なので、変更して対応したいと思います。


2019/08/14 追記

タイマー割り込みの実装をTimer1からTimer2に変更するため、
ArduinoではメジャーなMsTimer2ライブラリを利用に修正しました。

確かにTimer2では、SLEEPから抜けることが出来るのですが
1ミリ秒でSLEEPから抜けてしまいました。

原因を調べるためMsTimer2ライブラリのソースを見てみると、
内部的には1ミリ秒毎に割り込みを行い、カウントして
指定した時間(ミリ秒)毎に登録した関数を呼び出すようになっていました。
MsTimer2は使えないことが判明しました。

タイマー割り込みで、SLEEP抜けをするのは諦め、
ウオッチドックタイマを使った、SLEEP抜けを検討します。

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