TextsでWord文書をMarkdown形式に変換してみる
「豊四季タイニーBASIC for Arduino機能拡張版 」用のリファレンスマニュアルは
Word 2016で作成し、PDF形式に変換して公開しているのですが、今一閲覧しにくいです。
オンラインドキュメント化したいと思い、「Texts」を使ってWord文書からMarkdown形式に変換してみました。
■ Texts - Rich Editor for Plain Text
公式サイト http://www.texts.io/
TextsはMarkdown形式の文書を作成できるエディタですが、
Word文書をインポートしてMarkdown形式に変換することが出来ます。
インストールして、初回起動時に「Pandoc」のダウンロードとインストールを要求されるので、
Pandocもインストールします。Pandocはコマンドラインで利用する変換ツールです。
さっそく、Word文書をインポートしてみました。
ざっくり変換結果を見ると、テキストに関しては欠落なく変換できているようです。
Wordの図形はダメみたいです。
表は比較的良好ですが、セル結合には対応出来ていないようです。1つ前に詰められてしまいます。
部分的に元のWord文書と比較してみます。
元のWord文書「1.15 美咲フォント対応」部分
変換したMarkdown形式の文書をTextsで表示
変換したMarkdown形式の文書のテキスト
インデントがあったり、スタイル指定していたり、文書を罫線で囲ったりしていると、
引用文(">")扱いとなるようです。
引用文(">")指定は、簡単な文字列置換を行ってプレーンテキスト化した方がよいでしょう。
完全には変換できないものの、変換作業の支援ツールとしては使えると思います。
変換自体は「Pandoc」を使ていると思います。
ただし、Markdown形式ではページの概念がないのでArsciiDoc形式に変換した方が良さそうです。
「Pandoc」単体での利用ではArsciiDoc形式への変換も出来るので、単体利用も調べたいと思います。
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