IchigoJamのファームウェア 1.4.1が正式に公開されました
IchigoJamのファームウェア 1.4.1が正式に公開されました。
早速、ファームウェアをアップデートしました。
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追加された機能の中で、クリスマスが近いということで、
NeoPixel(WS2812B)の制御を行うコマンド WS.LED の動作を試して見ました。
このコマンドは、表示する色のパターンを配列([0]~)に定義し、そのパターンを繰り返して表示します。
下記に仕様をまとめました。
WS.LED
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【概要】
NeoPixel(WS2812B)の制御を行う
【書式】
WS.LED 色パターン定義数 {,繰り返し数}
【結線】
IchigoJam側 NeoPixel(WS2812B)
LEDピン DIN
GND GND
5V VCC(5V)
【引数】
色パターン定義数: 配列に定義(緑、赤、青の3つで1セット)のする色パターン数
繰り返し数 : 色パターン繰り返し回数
【解説】
配列の先頭([0]~)から緑、赤、青の順に設定された連続する3つの値(0~255)でLEDピンに接続された
NeoPixel(WS2812B)を1つ分、光らせます。
緑、赤、青の値は複数定義可能で、複数のNeoPixelを光らせることができます。
繰り返し回数を指定することで、緑、赤、青の値のパータンでの光らせます。
データ送信の際、割込みを中断するためNTSCビデオ出力の画面表示が一瞬止まります。
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実際に、NeoPixel(WS2812B)30個接続のリボンタイプのモジュールを制御してみました。
まずは、全30個のLEDを次のコマンドで赤(最大輝度 255)で表示してみます。
LET [0],0,255,0:WS.LED 1,30
あらかじめ配列に1つ分のLEDの色パターン 緑:0、赤:255、青:0を格納します。
次にWS.LEDコマンドにて、パターン数=1、繰り返し数=30回を指定して実行します。
これだけで、30個のLED全点が赤になりました。
次に緑、赤、青のパターンを10回繰り返す表示をやってみます。
LET [0],255,0,0,0,255,0,0,0,0,255:WS.LED 3,10
配列に3個分のパターン
緑:255、赤:0、 青:0
緑:0、 赤:255、青:0
緑:0、 赤:0、 青:255
を格納します。
次にWS.LEDコマンドにて、パターン数=3、繰り返し数=10回を指定して実行します。
今度は、プログラムを組んで動きのある表示をやってみます。
10 LET [0],255,0,0,0,255,0,0,0,255:WS.LED 3,10:WAIT 30
20 LET [0],0,255,0,0,0,255,255,0,0:WS.LED 3,10:WAIT 30
30 LET [0],0,0,255,255,0,0,0,255,0:WS.LED 3,10:WAIT 30
40 GOTO 10
0.5秒間隔でLEDの表示がシフトして表示されます。
なかなか遊べるコマンドですね。
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